私の目に映る世界を発信しよう

私は文章を書くことと、写真を撮ることが好きで、15年ほど前に初めてのHPを作り発信を始めました。
ヨーロッパでの暮らしを綴ったブログでしたが、現在のようにブログという言葉さえまだ聞きなれなかった時代のこと。
私が今このHPを作っているワードプレスという媒体も一般化されておらず、HTMLを独学で学んで、地道テキストエディタでHPを作っていました。

そのときのことを思い出すと、ワクワクした感覚が蘇ってきます。
HTMLのスクリプトを構築する地味な作業を終えて、ブラウザーにデザインが映し出された時の喜びは、もう感動もので、毎日、毎日、飽きずにHPを作っていました。

その後、生活の変化によって何度も中断しなければならない状況を迎え、時間ができてはまた新しいサイトを作って、閉じて、また作って….そんな歴史を重ね、このHPは6代目くらいになるのではないかな?

その間にはパソコンも何度も買い換えたし、ネット環境も大きく変わり、一般の人がブログやHPを運営するのは普通な時代にまで変化しました。

私のHPもその時代の流れの中で、見た目も発信内容も初期の頃とは随分変わりましたが、発信者自身の中身はそんなに変わってはいないような気もする。
もちろん年齢を重ねた分、経験は増えましたが、魂の核の部分、つまり心の中は子供の頃からそんなに変わっていない気がするのですよね、不思議なもので。

しかし、そのなが時代の変化の中では、ビジネス的な要素を取り入れようと試みたり、文章力を鍛えようと努力したり、言ってみれば自分の核からズレるような発信へと、移行してしまっていた時期もありました。

ライターの仕事を請け負って、誰かの要望に合った文章を書くことをしていた時期もありました。

ご依頼を受けて、写真撮影の仕事をしたこともありました。

そんな経験を経て思うことは、やはり自分の心が表現したい文章や写真でないと、自分自身が見て満足するものは産まれないということでした。
もちろん、仕事と割り切って求められるものを製作する選択も、ありだとは思います。
ただ、それだと私自身の楽しみは半減してしまうし、エネルギーをものすごく消耗するのだというのが分かって、ライフワークとして続けていこうとする時には、足かせになるのだと分かったのです。

それでこれからは、初心に戻って発信してゆきたいなと改めて思いました。

どう変わるのかは未計画なのですが、とにかく心のままに、私の目に映る世界を発信していきたいと思います。