ミラノサローネ/国際家具見本市のレポート第４弾です。
ホール16・20はモダンデザイン家具ブランドの有名どころが集まっているエリアです。
❷ ミラノサローネ2019 / ホール22・24 / S.Project
❸ ミラノサローネ2019 / ホール５・７ / モダンデザイン家具
の記事に続くレポートですので、よろしかったらこちらもご覧ください。
モダンデザイン家具を展示しているホールは、画像下↓のブルーに塗った箇所がそれに当たるのですが、5・7、8・12、6・10、14・18、16・20と、とても広範囲に渡っている為、時間が十分に確保できない人は、あらかじめ自分の見たいブランドのブースがどこにあるのかを、確認しておく必要があるかと思います。
ホール16・20にはヴィトラ・Vitra、モルテーニ・Molteni、カルテル・Kartell…などなど、有名なブランドのブースはここに集中しているので、見学リストに入れておくと良い人気のエリアと言えるでしょう。
その中で個人的に目に留まったのはポルトローナ・フラウ/Poltrona Frau。1912年創業のイタリアの老舗家具メーカーです。王室御用達ブランドのご指名を受けるポルトローナ・フラウの家具は、特にレザーの質が素晴らしいことで有名なんですが、レザーと言うと少々男性的なイメージがあるところ、このブランドに関してはとても女性的な柔らかいデザインにまとまっているのではないかと思います。
この↑乳白色のガラスのランプは特にブールの中で美しく輝いていました。お上品にレザーをあしらったところが、ポルトローナ・フラウらしい。
ここは登録しないと入場ができないブースです。事前登録を私はしていませんでしたが、ここはその場で登録を受け付けてくれました。
そしてアウトドアファニチャーと言えば….のデドン/DEDON。ドイツの屋外用家具ブランドで、あらゆる屋外環境で耐久性がある特殊ファイバー素材を使って、高品質でラグジュアリーな家具デザインを展開する、アウトドアファニチャーではパイオニア的な存在のメーカーと言ってもいいかもしれません。
屋外用の家具であることを忘れてしまうような、コージーなデザインの家具が並ぶ。上の写真↑もデドンの展示から撮影したものですが、壁にかけられたアートのコラージュのセンスが素敵で、その背景壁の暖かい色合いとの相性といい、絵になっていたので写真を何枚も撮りました…w 屋外…というよりも、サンルームなどの半室内を想定したコーディネートかもしれません。
そして、一段と華やかな色を放って、遊び心満載なデザインが楽しい気分にさせてくれる、モローゾ/Morosso。
家具とは、長く使えそうな飽きのこないデザインを選ぶのが健全だと昔は思っていたけれど、その時『いいな』と思ったデザインの家具を、なんの制限もなく自分の生活に取り入れられたら….と本音では思うわけで。洋服を選ぶように、こんな華やかなリビングルームを作って、毎年のように家具を入れ替えられたらどんなに幸せなことだろうと、空想が膨らんで、思わず頰がほころんでしまいましたね…w
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