数年前に、どこかのデザイン展で見かけて連れてきた小鳥の置物たち。
Lars Beller Fjetlandさんという、ノルウェー人デザイナーによるものです。
家具や照明器具などを主に手がけるデザイナーさんで、天然木を中心に自然の素材の良さを生かした、シンプルで機能的なデザインを多く生み出しておられるお方です。
こちらの木の小鳥の置物は、家具を製作するときに出た廃材を利用して作られたものだそう。
木材をつなぎ合わせて単純なフォームにくり抜いただけの、シンプルな作りではあるのですが、質の良い天然木のどっしりした重量感と暖かく自然な感触が、手の中でとても気持ちが良いんです。
どっしり重量感があるのはつまり、中心が空洞ではなくて全て木で作られているからなんですね。
触り心地が良いので、通りすがりについ手に取ってしまうような、不思議な置物です…笑
TURNEDと名付けられているこの小鳥たちには、森で産まれた木々たちを再び自然に生き返らせるような意味が込められているのでしょうか?
私が購入したときには、イタリアのデザイン家具メーカーDISCIPLINEで取り扱いがあったんですが、現在のところはスウェーデンのインテリアブランドHEMにて購入ができます。
どちらもLars Beller Fjetlandさんがデザインした家具を取り扱っているブランドなんですが、日本ではあまり馴染みがないかもしれません。
日本の皆さんにも人気がある北欧ブランドでは、HAYでLars Beller Fjetlandさんのデザインした照明器具やキャンドルホルダーなどが購入できます。
ちなみにこの鳥たちは、丸いのがフクロウTurned Owl、とんがった長いくちばしのがキウイTurned Kiwi、電球を逆さまにしたみたいな形のがペンギンTurned Penguinとなっています。
素材はいずれもオーク、メイプル(一番明るいところ)、マホガニー(一番暗く、若干赤っぽいところ)の組み合わせとなっており、天然無垢材のオイル仕上げです。
デザインはフクロウ、キウイ、ペンギンの他にハト(Pigeon)とスズメ(Sparrow)があって、全部で5種類。私のところにあるもの以外にも、いくつか色の組み合わせのバリエーションがあります。
冬の間のみ、ニット帽を被せて可愛がっております^^