毎年行われるアートの一大イベント「アートバーゼル」へは、毎年足を運んでいます。
現代アートの作品を中心に世界中のアートギャラリーが出展している大きなアート展示会で、その場で購入もできるのがその特徴なのですが、私は買い物するつもりは全くなくて、美術館へ行くような気分でアート鑑賞をしに行きます。
大きな会場にたくさんのブースが並び、多数の人々が歩き回る会場は少々せわしないのですが、なかなか世界中のギャラリーへ足を運ぶチャンスはないので、こんなにたくさんのギャラリーを同時に覗けるこのイベントは、とても貴重な機会なのではないかと思っています。
ブースに展示されている作品は、新鋭アーティストの物から美術史に名を残すカリスマたちの物まで。
ピカソの絵画作品もあれば草間彌生の南瓜もある、盛りだくさんっぷり。
一日中会場を歩き回っても全てのブースを回れる事はなく、いつも5時間くらい歩き回ってヘトヘトになり、「もう今日はお腹いっぱい」という状態になって帰路につく、なかなかのボリュームです。
アート鑑賞も楽しいのですが、ここへ来る私の大きな楽しみは人間鑑賞にもあります。
何十万、何百万、何千万とするアート作品を購入目的でやって来るような、超リッチな人々。
芸術に携わる、美意識の非常に高い人々。
ご本人がアート作品のような、飛び抜けた感性のファッションをまとう人々。
そんな人々を大量に目撃できる機会は他になかなかないのでは?
すごいエネルギーが渦巻く場に身を置いていると、ものすごくテンションが上がります。
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アートバーゼルはスイスのバーセル発祥のイベントなのでArtBaselなのですが、近年は香港とマイアミビーチでも毎年開催されるようになりました。
少々入場料はお高めなのですが、アート好きのお方は色々な意味で楽しめるイベントなのではないかと思います。