スイスのアルプス地方は自然のエネルギーが高く充満している地域だと思っています。
都会を抜けて山岳地帯に入ってくると、体に感じる波動がなんだか変わってくるのがわかる。
それは特にスピリチュアル系の話に敏感ではない人も感じるほどに、ものすごいパワーだと思うのです。
そんなパワフルなスイスアルプス地方でも、とりわけ強力なエネルギーを放っている場所、ギースバッハの滝/Giessbachfall。
アクスアルプ/Axalpの山の雪解け水が、14層もの滝を段々に下って400メートル下のブリエンツ湖/Brienzseeまで流れ落ちるその様は、まるで巨大な白龍がものすごい勢いで山下りしているかのような迫力です。
滝の中腹にはグランドホテル・ギースバッハ/Grandhotel Giessbachというお城のようなホテルが建っていて、滝と並んで観光客の目を惹きつけるシンボルとなっています。
1873年に創業された歴史あるホテルでもあります。
背景にはエメラルドグリーンのブリエンツ湖/Brienzseeが広がり(この写真では残念ながらあまりよく見えませんが..)、ただでさえ絵に描いたような美しい景色を、更に表情豊かなシーンへと自然の演出が引き立てる。
誰もがシャッターを押さずにはいられないような光景が広がっています。
ホテルは客室もレストランやバーも中世の家具でインテリアが統一されていて、100年前の世界に迷い込んだようなひと時をホテルで過ごしつつ、自然のエネルギーを浴びて心も体もリフレッシュできるという、とても贅沢な場所です。
もちろん宿泊はせずに、ただ自然の中に1日身を置いて過ごすもよし。レストランで食事だけするもよし。近くに駐車場があるので、山道を何時間も歩かずとも誰もが気軽に大自然を満喫できるという、訪れることを容易に受け入れてくれる立地も嬉しいです。
上の写真左はホテルのテラスから見たギースバッハの滝。
雪解け水の多い6月はじめに訪れたので、力強くゴーゴーとものすごい音を立てて水が流れています。
ここへ行くなら、この力強い大地のエネルギーを感じるために、水量の多い時期や夏の雨の日の後などがおすすめです。
こちらは滝の裏側を通れる通路からのショット。
少々濡れるのは覚悟の上でないと歩けませんが、安全は確保された所なので怖がる必要は全くありません。
水の近くは気温がぐっと下がり、30度近くの気温でも寒く感じるくらいに冷えています。
大量のマイナスイオンがぐるぐる飛び交って、神聖な空気があたりを支配しているのが体感できます。
ところで、フランス人科学者のアルフレッド・ボビス/Alfred Bovisさん(1871-1947)という方が提唱した波動を図る単位、ボビス値(ドイツ語ではBoviseinheitと言いますが、日本語の解説等が見つからないので個人的にボビス値と訳させていただきました)という、あらゆるものの波動を測定して数値で表す法則があって、こちらではパワースポットのパワー度合いをこのボビス値で表すことがよくあります。
ギースバッハの滝はボビス値30.000と非常に高い値を示していて、世界中のあらゆる癒しの水よりも高いクオリティーなんだと紹介されていました。
ちなみに癒しの水で有名なフランスのルルドの泉の水はボビス値26.000。
ボビス値は0から測定され、中間値が6.500。
ボビス値8.000くらいから、人体に癒しの効果が感じられるエネルギーなのだそうです。
色々な文献を読んでいたら、中にはもっと高い数値を測定したという方もいらしゃっるのですが、数値のことは全くわからない私個人の体感としてもやはり、相当なパワースポットなのではないかと感じます。
滝周辺のパワフルなエネルギーの渦から少し離れたホテルのガーデンは、眼下にブリエンツ湖を望む静かな癒しのスペースが広がっています。
もちろん滝の音は普通に聞こえるのですが、ずっと聞いているといつの間にか滝の音は意識から消え、湖の静かな水面を眺めていると静けさの中に佇んでいるような、不思議な感覚に陥るのです。
激しく水が流れる滝とは違い、静かに水が漂う湖には、同じ水のエネルギーでも全く質の違うものが流れているのかもしれません。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、レストランのお食事はとても美味しいです。
お天気のいい日の日中は、是非ともテラス席で湖を眺めながら静かなひとときを。
ハンバーガーやサンドイッチなどの簡単な軽食メニューから、お肉やお魚の本格的なお料理までいただくことができます。
お水を飲まれる方はギースバッハの山の水/Giessbach Bergwasserを注文してみてください。エネルギーいっぱいのお水がいただけます。
ホテルからブリエンツ湖の湖畔までは、ホテルが運営するケーブルカーが通っているので、それを利用すればものの5分くらいで湖畔まで降りることができます。1879年に建設されたという、ホテル同様にこれまた歴史のあるケーブルカーです。
料金は片道、大人一人5フラン。ホテルの宿泊客は無料です。(スイスパスやGA、ハーフタックスのサービスは受けられません。)
ケーブルカーの運転手さんから直接チケットを購入して乗車するという、昔ながらのスタイルで運営されています。
お勧めとしては、ひとまずケーブルカーは利用せずに徒歩で山道を下って行って、帰り道に片道だけカーブルカーを利用するのが良いと思います。
湖畔までは徒歩で15分ほどの距離なので、軽いお散歩感覚で歩けます。登山用の靴も必要ない整備された山道です。
ホテルから更に下る滝の階段を、時折近くまで行って眺めることができるので、滝の水に直接手で触れてそのエネルギーを感じることもできます。
苔むして青々とした森の中に木漏れ日がさすその風景は、まるで太古の森の中のような神聖な空気が漂っています。
同じ川の水なのに、緩やかな流れと、荒々しく勢いのある滝の流れとでは、表情が驚くほど異なるのだという、当たり前すぎる自然の有様を目の当たりにして少々おののくも、実は私たち人間も同じかなと思ってみたり….w
荒々しい龍が湖に飲み込まれるように、静けさの中へと滑り込んでゆく….
一つ前の写真に写っていた、滝をまたぐ小さな橋の上から撮影。
ここではこの水の壮大なエネルギーを、真正面から受け取ることができます。
体の中を電流が高速で通り抜けるように、ものすごいパワーが突き抜けてゆくのを感じます。
ブリエンツ湖とギースバッハの滝の統合の瞬間。
ゴンドラの発着場は船着場でもあるので、ここから船に乗って湖沿いの他の街へ出かけることもできます。
ここに発着する船は、ホテル同様に中世の面持ちを残した蒸気船です。
お天気の良い日はこんなミニクルーズも楽しいですが、今日はゴンドラで再びホテルに向かいます。
ゴンドラから見下ろした滝の眺めは、下から見るのとはまた違う顔…。
公共の交通機関で行くのは少々不便なところにあるので、車で行くのが一番早いと思います。
公共の子通機関を利用する場合は、バスで行くと停留所からかなり歩くので、インターラッケンから船で行く方が楽かもしれません。
車の場合は高速を降りてからかなり細い道をしばらく登っていくので、運転に自信がない方はご注意を。
駐車場は宿泊客はホテルに近い駐車場へ。一般客用の駐車場は少々離れたところにありますが、滝まですぐの所だし、ホテルまで歩いても5分程度です。駐車料金は一律で一日5フラン。
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