動物たちを近くに感じる動物園/チューリッヒ動物園

動物園ってなんとなく、子供連れのファミリーが行くところだという固定観念がありませんか?

実際に動物園の中で周囲を見渡してみると、確かに子供を連れた親子が圧倒的に多いのが事実ではあります。

ちなみに私は相方と二人きりで、年に1回は動物園に足を運びます。
なぜかというと動物を見るのが好きだから、それだけなんですが…
動物たちの生きるテンポというか、空気感というか、その周波数と同調して私の体に流れる緩やかな波動を感じる時、自分の中の常識を超えた視点を見せられ、ホッとしたり、ハッとさせられたり….

新しいエネルギーを感じて心も体もリフレッシュできるような、私にとってのパワースポットであり癒しの場なんですよね。

 

スイス国内に動物園はいくつかありますが、お気に入りは地元で自宅から一番近いチューリッヒ動物園/Zuerich Zooです。

1929年に創設された歴史ある動物園ですが、リニューアルや増設を年々繰り返し、滞在客にも動物にも優しく、かつモダンな施設へ発展を続けている、とてもポテンシャルが高い動物園です。

チューリッヒの中心部からトラムで30分程度と、住民も観光客も気軽に訪れることのできる距離感が心地よいし、朝から晩まで一日中楽しめるような充実した規模(スイスで一番大きな動物園)でもあります。

この動物園の最大の魅力は、動物との距離が非常に近いことだと個人的には思っています。

日本の動物園のように飼育員が至る所で監視をしているでもなく、簡単な手すりや策を隔てて、手を伸ばせば動物に触れられそうな距離で見学できるところがとても多いのです。

もちろん猛獣や小動物など、ガラスを隔てたり、遠く離れた所からしかお目にかかれない動物もいますが、安全性はきちんと考慮されつつ、極限まで動物を近く感じられるような設計が、訪れる人をより楽しませてくれるのではないでしょうか。

 

ちなみに↑上の亀さんは、カメラを向けたら首をニョキっと伸ばして、私に?カメラに?興味心身な様子でした。
そんな動物との触れ合いが、私は楽しくてたまりません。


動物園のマスコットのようなこの孔雀は、いつも園内の来館者が往来している通りを自由に歩き回っています。
時折その美しい奥義を披露してくれるので、周囲にはいつも人だかりが…。

この孔雀たちは、2、3匹いつも園内に放されていて、飼育員は一人も付いていません

結構な大声でギャーギャー鳴くのでびっくりする人も多く、小さな子供は怖くて泣き出すこともしばしばあるのですが、孔雀自体は慣れているようで全く人を怖がらず、かなり近くまで子供が近づいていっても何処吹く風…w

美しい姿をじっくり見てくれと言わんばかりに大きく羽を広げて、優雅にポージング。
お客様を喜ばせるコツをしっかり解っているのだと思います…w

動物園の人気者と言えば、お猿さんではないでしょうか。

表情が豊かなので、写真を撮るのが好きな人は注目のエリアなのではないかと思います。

ちなみに私は大きな望遠レンズを持ち歩きたくないもので、100mmの単焦点レンズをいつも持っていきます。ちなみにここに掲載されている写真は全て、Canon 単焦点マクロレンズ EF100mm F2.8L マクロ IS USMというレンズで撮影しています。

写真のお猿さんはどちらもガラス越しに撮影していますが、意外と綺麗に取れました^^

上の写真は、なんの動物だかわかるでしょうか?

昨年から仲間入りしたコアラです。

1日24時間中、20時間は眠っているというコアラの貴重な活動時にお目にかかりることができましたが、ユーカリの葉に隠れてほとんど顔は見えず、残念ながら満足のいくショットは撮影できませんでした。

 

百獣の王ライオン

5月の終わりのよく晴れた日で、気温は30度近くになっていたかと思うのですが、ライオンさんたちもこの暑さでお疲れの模様…。

この動物園は鳥類がなかなか豊富に飼育されていて、水鳥やらフクロウやらオウムやら….世界中の様々な地域や気候下に生息する鳥たちをたくさん見ることができます。

その中で特に注目すべきなのがコウノトリなんです。

園内のあちこちに大量のコウノトリが巣を作っていて、親鳥がひなを育てている光景も見られたりなどのプレゼンテーションが、来館客をとても楽しませてくれるのですが、実はこのコウノトリたち、正確には野生のコウノトリなんです。

園内に巣を作るコウノトリが増えていって、現在では巣を作りやすいように土台が建設されたり、動物園側の力添えもあってコウノトリが暮らしやすい環境が整っているのでしょう。

餌をもらったり、掃除してもらったり、ホテルのようなサービスを動物園側から受ける代わりに、その生き様を見せることが動物園の見世物になって、きっとWIN-WINの関係なのだろうと思われます。

基本的に野生の鳥なのでコウノトリに関しては囲いは設けられておらず、動物園を出入りするのは自由になっています。

大きな羽を広げて動物園の上を飛び交ったり、円を描いて大空を舞う姿がとても優雅で、この自然の成り行きは動物園にとって掛け替えのない贈り物なのではないでしょうか。

熱帯雨林を再現したトロピカルハウスもなかなか見もので、この大きなガラス張りの館内でも動物は放し飼い状態になっています。(ちなみにワニなどの危険な動物はおりません)

赤や黄色の色とりどりの小鳥たちが飛び交い、マダガスカルのキツネザルやら、カメレオンやら、館内を自由に動き回る動物探しをするのはいつも動物園最後の楽しみとなっています。なぜ、動物園最後の楽しみなのかというと、出口が近いため…w

カメラファンも多いと見えて、大きなカメラを抱えて園内を徘徊する人々も多く見かけますが、撮影をしやすいポイントが多いので、カメラファンには最高の環境なのではないかと個人的には思います。

 

レストランも数件あり、スイスの一般的な食事(ポテトフライやソーセージなど)ができる館内レストランや、像のためにここ数年で建設されたエリアにはタイレストランもあり、AlteKloster(旧修道院という意味)という名のレストラン(一旦館外へ出る専用出入り口あり)では、少々お値段は高めながらもきちんとした食事も召し上がることができます。

 

だから、午前中歩き回って疲れたらゆっくり昼食をとって、食後に数時間歩き回って美味しいコーヒーとスイーツをいただいて……、閉館時間までまた歩き回るという具合に、朝から晩まで一日中心地よく過ごせてしまうのです。

ですから、是非とも時間を充分とって訪れると良いと思います。充実した1日が過ごせると思いますよ。

一日券は大人一人26フラン。入場料はこちらを参照

 

応援(↓クリック)とっても嬉しいです♡
にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村