モネが愛したルーアンの大聖堂

ルーアン/Rouenはフランス・ノルマンディー地方の州都であり、その昔はノルマンディー公国の首都でもあった由緒ある町です。

パリからは電車でも車でも一時間半くらい。観光バスが乗り入れるほどの観光地ではないものの、旧市街には美しい建物が並び、大聖堂や時計台など見応えのある建造物も複数。一日かけてゆっくり町歩きをするにはちょうど良い大きさの素敵な町です。

 

フランスを代表する印象派画家クロード・モネ/Claude Monetgが晩年にシリーズで描いたことで知られるルーアン大聖堂/Cathédrales de Rouen。

ルーアンの町が近づくにつれ、遠くからでもその大きさと美しさに圧倒されてしまう。

 

風景画を多く描いたことで知られるモネが、深く思いを寄せたと言われる大聖堂のファサードは、刻々と移り変わる光の変化に合わせて、色を七変化させる。

その色の移り変わりを、モネは33枚もの連作で描いたのですって。

 

 

モネが描いたファサードもさることながら、内部の荘厳さも圧巻です。

外観の複雑な彫刻と同様に、内部にも壮麗なキリスト教の世界が広がります。

 

 

比較的暗い室内に、窓から差し込む光がやけに神々しい。

柱や床の朽ちた具合が、大聖堂が建設されたという1876年ごろに次元移動してきてしまったような、不思議な感覚につれてゆく。

 

 

この素朴な感じがいい。

パリのノートルダム寺院よりも、なぜか神や天使に親近感が湧いてしまうのでありました。

 

 

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