ミラノサローネ2019 / 照明器具部門

毎年4月にイタリアのミラノで開催されるインテリアデザインの博覧会、ミラノサローネ / Salone Del Mobile. Milano (国際家具見本市)の照明器具部門のレポートです。

2、3日かけてようやく全ての展示を見学できるような、巨大な博覧会会場には20個ほどの展示会場が並び、そのうちの4ホール( ↓ 画像下 )が照明器具部門になります。この4ホールのみをメーカーの人に質問したりせずにざっと回るだけで、半日ぐらいはかかるような規模でしょうか。

ミラノサローネ全体については別記事にまとめますので、こちらでは写真を中心に照明器具部門のみを簡単に紹介させていただきます。

 

 

照明器具って室内の印象を大きく左右する、重要なデザインアイテムだと思うんです。

機能を重要視するなら、明るさを確保できるかどうかや、価格がどうか、エネルギー消費がどうなのか…など、保守的な視線から照明器具を選択してしまいがちなんですが、私の個人的な意見では、照明器具に明かりが灯った時にときめくものを選びたいと思います。(こんまりメソッドみたいですが…w)

 

 

果たしてこの博覧会会場に、日本の住宅建築などで多く採用されがちな、保守的な路線で展開される照明器具は展示されていたのか?? 疑問ですね。
因みに私の目には入らなかったのですが、たまたま目に止まらずに素通りしてしまっただけかもしれません。いずれにしてもそのような類の照明器具は、ここでは影を潜めていたのだと言えるかもしれません。

 

 

会場で人だかりができているブースでは、アート作品としての要素が高い照明器具ばかりが並んでいました。

ガラスやメタルなどの素材に光(電球)を組み合わせることで、輝きにコントラストが増して素材自体の美しさが引き立つような、そんなガラスやメタルのアートとも呼べるような照明器具がやたらと目につきました。

 

 

そしてそのアート作品のような照明器具たちは、暗い背景を背にして王妃のごとく優美に輝く。

 

 

まるで光の美術館を見学しているような照明器具部門でした。

商業施設ばかりではなく、日本でも一般にもこのような美しい照明器具が、普通に受け入れられる社会になったら良いのになと夢が膨らみましたね。

 

 

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